【レビュー】Sigma 28-45mm f/1.8発売日から様々な現場で使った忖度なしの感想
4ヶ月前に発売されたSigma 28-45mm f/1.8 DG DN Art。
発売初日に手に入れてから様々な現場で使用してきました。(買ってもうこんなに時が経つのかと時の流れの速さに驚愕です…)
今回はこのレンズをヘビロテして見えてきた”良い点””気になる点”についてレビューしていきます。
購入の際にぜひご検討ください。また、質問があればお気軽にコメントしてくださいね!
はっきり書いたレビュー少ないですもんね
Sigma 28-45mm f/1.8のスペック詳細
まずはこのレンズのスペックを簡単に振り返ってみましょう。
• 焦点距離: 28-45mm
• 最大口径比: f1.8
• 最短撮影距離: 0.30m
• フィルター径: 82mm
• 質量: 約950g (Eマウント版), 960g (Lマウント版)
• 特長: インナーズーム、HLA(高反応型リニアアクチュエータ)による高速AF、11枚円形絞り 。
このレンズはズームレンズでありながら単焦点に匹敵する明るさとボケ感を備えた1本です。
4ヶ月使ってわかった良い点
1. 単焦点並みのボケ感
やはりf1.8という開放値はズームレンズとしては異例。
筆者が以前使用していた単焦点のZEISS40mm f2.0よりもさらに明るく、特にポートレートや背景をぼかした撮影には抜群の効果を発揮します。
45mmの焦点距離では柔らかくて美しいボケを表現でき主役を際立たせたい場面で重宝します。
2. 圧倒的な解像感
Sigmaの「Art」シリーズにふさわしく解像感はトップクラス。
開放のf1.8でも中央から四隅まで高いシャープネスを保ち、特にf2.8まで絞るとその真価を発揮します。
ズーム全域で安定した描写力を持ち、どんなシーンでも頼りになる1本です。
解像感はさすがです!
3. ジンバル運用での強み
インナーズーム仕様のためズーム操作中もレンズの長さが変わりません。
ジンバルでの運用時にバランスが崩れることなく、安定した撮影が可能です。
動画撮影での使用時は大きなアドバンテージになります。
イマイチな点
1. 重量感
約950gという重量はやはり重い
特に長時間の撮影になるとこの重さが体に負担をかけてきます。
実際に使い続けると、腕や肩に疲労を感じることも増えてきました。
筆者のように手軽さや軽量さを求める方にはハードルが高いです。
2. ズーム域の制約
28-45mmという焦点距離は広角から標準までをカバーしますが、やはりズーム域の狭さは気になるところです。
24-70mmのような汎用性を求める場面では物足りないです。
とはいえ、f1.8という明るさを得るためのトレードオフと考えると納得できる範囲です。
3. インナーズームの有用性
インナーズームはジンバルでの使用に優れていますが、必ずしもインナーズームでなければならないのか?は留意する必要があります。
実際に今のジンバルならSONY24-70mmGMIIではモーター性能で十分にバランスを取れるので、インナーズームの必要があるのかは?購入の際に検討の余地があります。
動画を作る方はここを考慮に入れたいですね!
まとめ
4ヶ月使用して感じたことはSigma 28-45mm f/1.8は単焦点レンズ並みのボケ感と解像感を兼ね備えたズームレンズとして非常にユニークな存在です。
ジンバルとの相性やf1.8という開放の明るさが特に優れており、動画やポートレート撮影に最適。
しかし、重量やズーム域の狭さには注意が必要です。
クリエイティブな映像制作や写真撮影を追求したい人には非常に魅力的なレンズと言えるでしょう。
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